日本の英語学習は世界で一番効率的?

こんにちは、ポテンシア・アカデミー代表、河野剛輔です。

今週は英語学習についての記事を書かせて頂きます。 私は自分自身の4年間の米国での大学生活を含んでの国内外においての教育に携わってきた中で、様々な国籍の方々と共に学び、また働く機会を受けることが出来ました。

その中で、英語学習においてよく否定的に言われている日本の英語学習法について述べたいと思います。

結論から申し上げますと、日本の英語学習法に関しては全体的に悪いものとは言えない、むしろ根本的には良いものでもあると私は考えております。

私は恵まれて、幼少のころから海外の家族との関りもあり、英語に触れる機会はありましたが、英語教育に本格的に入ったのは、おそらく私の世代の大多数の日本人同様に中学生入学からでした。

それからは、スペルや単語、また文法などを学習(リーディングとライティング)することから開始し、そして同じように話し方や聞き取り(スピーキングとリスニング)を行いました。

当時は、私も時折、「会話の練習をしたいのに」や「この〇〇活用や〇〇関係代名詞とかの一つ一つの名前、覚える意味ある?」など考えたこともあります。

実際、私が海外生活を7年ほどした中で、〇〇関係代名詞とかの名前を意識しながら話すことは一切ありませんでした。

しかし、ここからが本日の本題です!

よく、私の生徒さんにも、文法を教えている中で言われるのが、「先生、この文法、アメリカで使いますか?」や、「この使いまわし、本場で本当に使いますか?」などの現地で使うかということを気にしつつ勉強される生徒です。

答えから言いますと、ケースバイケースです! あなたの目標がどこにあるかによります。

もし、あなたが日常会話を少しするほどであれば不必要な使いまわしや文法もあるでしょう。また、あなたの求めているものが自分の論文を出版する教授陣または著者レベルであれば、様々な文法の使いまわしを理解し、それらを柔軟に応用することは必須でしょう。

日本の英語教育は英語の基礎の力を培うということにはとても良いカリキュラムが組まれているのではと思います(スピーキングとリスニングはさておき。それは後程コメントします)。海外の英語を母国語にされない方と日本人の方で良く日本の方が褒められる点は、日本人は文法力が高いことです。その一方、他の国々の方たちは、スピーキング力とリスニング力はあるけれども、文法力が比較的低いことです。

私は、今後の(または今の)日本の英語教育の変化にこの日本の良き英語教育(ライティングとリーディングの高い基礎力を目指す教育)とスピーキングとリスニング力の向上を融合していっているのではと感じています。

弊社、ポテンシア・アカデミーもこれまでの様々な国籍の方々と関わってきた運営側の経験を活かし、日本人の持つ英語の強みを活かし、日本語講師との英語学習またはネイティブスピーカーとの会話練習を通してスピーキングとリスニング力の更なる向上に貢献したいと思っております。

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